さいとう農園
さいとう農園
江戸川区で生産緑地を借りて、新規就農を果たす。「農家」というよりも、「農業している消費者(非農家)」としての立ち位置にこだわり、消えていく身近な都市農地を守るために農業生産者のためというよりも、都市生活をしている消費者のために、都会の農地を残していくことにエネルギーを割く。
作り手
斉藤 慎吾
所在
東京都江戸川区
マイファームとの関係
AIC関東2018秋~2020年2月 2020年3月~(千葉農場のみで次世代農業者研修)
栽培方法
慣行栽培
主な生産品目
サトイモ、サツマイモ、ニンジン、エダマメ、パッションフルーツ(試験栽培)
農家になったきっかけ
農業自体は機会があればやりたいとずっと前から思っていた。所有する土地に盛土をして菜園をつくったり、江戸川区内の生産緑地を貸借することになり、生産者としてスタート。区のふれあい農園として収穫体験も行う。
農家をしててよかったこと
食糧生産をする土地を介して人との交流によって、自分と共有するものがある人が必ず現れるのが楽しいくて嬉しい。
今後の目標
地域の人たちが収穫や農作業を楽しめる場所としての畑を、身近な「食と命のディズニーランド」的な存在にしたい。現在の場所は、3年間の期限付きで借りている(問題がなければ延長という前提)。なので、永続的に使用できる農地ではない。この地に居住しながら、如何にして農業生産に携われる方法を見つけられるかが最大の課題。
また、貸借農地とは別に、自前の所有地の畑地化を試みており、そちらを拡大し、地目も宅地から農地に変更し、より農業に適した場所に変えるべく検討中。
メッセージ
「農家」というよりも、「農業している消費者(非農家)」としての立ち位置にこだわっている。農地についても、自分がここで農業をしたいからというよりも、どんどん消えていく身近な都市農地を守るために、自分が借りて使っている。都市生活をする消費者が体験できる農業をメインにしながら、都会に存在する農地の楽しさや価値を感じてもらいたいと考えている。