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安曇野農園 RANA35
安曇野農園 RANA35
澄みきった空気に包まれた長野県安曇野市。田畑を渡る風がさらさらと木々を揺らし、鳥のさえずりとともに、どこか懐かしい土の匂いが漂います。ここ「安曇野農園 RANA35(ラーナ)」では、黒いちじくと四季折々の野菜が、朝露をまといながら太陽の光を浴びて育ちます。農園を営むご夫婦からは、移住を決意し、この地で一から農業を始めた強さとやさしさが伝わってきます。「安心して食べられる野菜を子どもたちに届けたい」その想いを胸に、今日も土と向き合い続けます。
作り手
瀨﨑倫子
所在
長野県安曇野市
マイファームとの関係
AIC関東23期卒業
主な生産品目
いちじく、人参、パクチー、トマト、きゅうり、大根、玉ねぎ等
農家を始めたきっかけは?
もともと神奈川に住んでいたんですけど、貸し農園で野菜を作るのが大好きで。安曇野はスキーや登山の帰りに通っていて、ずっと『ここに住みたいな』って思っていました。そんなとき農地付きの家を見つけて…もう迷わず移住して農業一本にしました。2025年11月で丸2年になります。
農業の魅力とは?
やっぱり新鮮な野菜を毎日食べられることが一番ですね。自分たちの食べたいものを育てて、食卓が豊かになっていくのがうれしいです。外で体を動かすから夫は10キロもやせて、私たち夫婦の生活リズムも早寝早起きに変わりました。深酒もなくなって、健康的になりましたし、近所の方が種をくれたり、困ったときに相談できたり、人とのつながりもすごく温かいんです。
あなたの夢を教えてください
この地域はわさびで有名なんですけど、黒いちじくはまだ珍しいんです。佐渡島の農家さんのところに研修に行って学んできたので、これから本格的に収穫して広めたいです。それと、就農したい人が『本当に生活していけるのかな?』と悩む気持ち、すごく分かるんです。だから夫婦で1000万円稼げる農業モデルを作って、休耕地を活用しながら、安心して農業を始められる仕組みをつくりたいんです。
作り手からのメッセージ
黒いちじく、今年から少しずつ収穫が始まります。甘みが強くてデザートにもぴったりなんですよ。農業をもっと気軽に始められる未来を一緒に作りたいので、ぜひ安曇野に見学に来てください。畑の風、野菜の香りを体感してもらえたらうれしいです。
