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平野農園
平野農園
木曽三川が育む豊かな自然環境に広がる愛知県愛西市の「平野農園」では、祖父母の代から、50年以上にわたり農薬や化学肥料を使わず、野菜や果物、ハーブが大切に育てられてきました。畑では、その時の旬を大切に、年間を通して四季折々の作物を育て、土の声を聞きながら、米ぬかや籾殻、菜種油粕などを手作業で、混ぜ合わせ、約3ヶ月熟成させた手作りのボカシ肥料や循環型の栽培法で、自然とともに育つ味を届けています。畑に足を踏み入れると、そこに広がるのは、懐かしくも新しい“いのち”の風景。暮らしの一部として育てられた野菜たちには、まるで家族のような温もりが宿っています。
作り手
平野富教
所在
愛知県愛西市
マイファームとの関係
2016年の東海3期卒業
栽培方法
有機栽培(JAS取得なし)
主な生産品目
ブルーベリー、レモン、八朔、きゅうり、たまねぎ、赤たまねぎ、じゃがいも、にんにく、ピーマン、スイートバジル、フェンネル、ローズマリーなど
農家を始めたきっかけは?
小さい頃から畑がすぐそばにあり、それが当たり前の暮らしでした。大学では会計を学んだんですけど、やっぱり「農」に関わりたいって思って、JAで、主に営農関係・肥料関係などの仕事をしていました。その後、AIC東海校で、耕作放棄地の田んぼから、畑に変わったばかりの場所で、試行錯誤をしながら、非常に多くの学びを得ました。その経験をしたことで、耕作放棄地からエディブルガーデンに作り変えるという仕事に繋がり、自分の手で育てる楽しさ、天候やその時々に変わる環境に寄り添うことの難しさ・深さに魅了されました。
農業の魅力とは?
年間を通していろいろな作物を育てているので、その時々の旬を味わえることです。例えば、採れたてで食べると、より美味しい野菜、収穫後、少し寝かせた方が美味しい野菜・いわゆる「規格外」って呼ばれる野菜でも、食べ方を工夫すれば、味は抜群だったりします。
毎日違う畑の表情があって、自然相手だからこそ考えながら動くことも多くて、頭も体も鍛えられます。あと、野菜を食べてくれた人が、美味しかったと笑顔になってくれるのが嬉しいです。また、そこから生まれる、つながりが広がるのも嬉しいです。
あなたの夢を教えてください
一番は、きちんと続けていくことです。この土地で育てた自分の野菜を、食べて笑顔になってもらうことを大切にしていきたいです。祖母がよく「お裾分け」って言ってたんですけど、僕も、目の前の人に喜んで食べてもらえるような農業をしていきたい。野菜を選んでくれる方に向けて、丁寧に育て、続けていきたいです。
作り手からのメッセージ
四季折々に収穫できる作物が変わりますので、季節の恵みをぜひ味わってみてください。





