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いこま満天ファーム
いこま満天ファーム
奈良県生駒市の北部、大阪との境にある小さな農園。周囲には田んぼが広がり、のどかな風景が日常に溶け込んでいます。ここ「いこま満天ファーム」“いこま”は農園のある土地の名前。そして“満天”には、空いっぱいに広がる星のように、畑にも野菜が元気いっぱいに実ってほしいという願いが込められています。元エンジニアという異色の経歴を持つ作り手が、こだわるのは“つくることの楽しさ”と“誰かのための野菜づくり”。家族の健康を想い始めたベランダ菜園が、今では人と人をつなぐ畑になりました。
作り手
山本昌史
所在
奈良県生駒市
マイファームとの関係
AIC関西3期
主な生産品目
じゃがいも・さつまいもをはじめ、約40種類の多品目
農家を始めたきっかけは?
きっかけの1つは、子どものアトピーでした。食べ物が関係してるかもしれないと聞いて、無農薬でベランダ菜園を始めたんです。最初は枝豆でしたね。だんだんハマっていって市民農園にも手を出して、そこからマイファームを知って、AICの活動にも関わって…気づいたら本気になって、会社も辞めて農業一本になってました。
農業の魅力とは?
自分の好きなように取り組める自由さが、一番の魅力ですね。もともとは家電のエンジニアだったんですが、「ものづくり」という点では野菜づくりも同じ。自分で育てた野菜を「おいしい!」と言ってもらえる瞬間が、何よりの喜びです。
それから、さつまいもの季節に行う芋ほり体験も楽しみのひとつ。近所のご家族や子どもたちに畑に来てもらって、土に触れながら芋を掘るんです。子どもたちが「とれたー!」って嬉しそうな笑顔を見ると、こっちまで笑顔になります。そんな時間を一緒に過ごせることが、農家をやっていて本当によかったなと思える瞬間ですね。
あなたの夢を教えてください
大きな夢はないんです(笑)。今はひとりでやってるから規模も小さいし、会社にしようとかも思ってないです。ただ、自分が楽しく野菜作って、それをおいしいって言ってくれる人がいるなら、それで十分です。「山本さんの野菜が食べたい」って言ってもらえるような、そんな繋がりを大事にしたいですね。
作り手からのメッセージ








