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あきら農園
あきら農園
神奈川県横浜市都筑区。あきら農園の畑は、かつて耕作放棄地だった土地を整え、一から土を育てながら作物を育てています。スギナがびっしりと生え、硬い土に鍬を入れるたび、じんと腕に響く感触。そこから芽吹いた小さな苗が、陽ざしを浴びて青々と育つ姿を見守るとき、作り手は「大変だけれど楽しい」と語ります。畑には土の匂い、風に揺れる葉のざわめき、そして摘みたて野菜のみずみずしい香りが広がり、訪れる人の五感を満たします。
作り手
長谷川明
所在
神奈川県横浜市
マイファームとの関係
AIC関東15期卒業 横浜農場実習
主な生産品目
ジャガイモ、さつまいも、里芋、タマネギ、ニンニクなど
農家を始めたきっかけは?
仕事がSEで忙しく働いていましたが年齢もあり、この後どうしようかと考えていました。海釣りが好きなので漁業に興味を持ったこともありましたが、年齢制限が厳しく断念しました。その頃、毎週のように釣りで三浦に通っていて、季節ごとに畑の風景を見ながら“ここで畑をやるのもいいかな”って思ってもいました。コロナ禍になったので、自然に囲まれたところで過ごしたいと思い、農業の世界に飛び込んでみました。
農業の魅力とは?
思い通りにならなくて大変なことのほうが多いのですが、アグリイノベーション大学校の仲間で情報交換したり、自然と人とのつながりが広がるんです。例えば、岡山のぶどう農家の藤本さんと知り合ったことで、三浦の新倉さんとご縁ができて、援農に行ったり来てもらったり。自分一人では続けられないようなことも、仲間と支え合うからできる。畑で汗を流したあと、一緒に語り合える時間が本当に貴重で、“農業をやってよかったな”と思える瞬間ですね。
あなたの夢を教えてください
今は1反ほどを耕しています。売上目標は年間60万円以上と決めていますが、それ以上に“自分の手で循環を作りたい”という思いがあります。特に、堆肥づくりを一からやりたいんです。野菜も土も、自然の力で回る形を作っていきたい。それから、世田谷で夢育て農園の管理をしているので、そこでも経験を重ねて。もちろん、月に一度は釣りをする時間も持ちながら、農業と自分の暮らしをバランスよく続けていきたいと思っています。
作り手からのメッセージ
安心して子どもと一緒に食べられるものを届けたい、そんな気持ちで日々畑に立っています。ぜひご家庭の食卓で、あきら農園の野菜の新鮮さを味わってみてください。





